リビルト技術
リビルト部品とは再生された機械部品のことです。
専門的な再生技術を駆使し、新品に劣らない性能にまで修復可能なリビルト品。
近年、地球規模でリサイクルの推進に取り組む意欲が高まっており、すでに「ターボ、噴射ポンプはリビルト品」が新しい常識となっています。この2つを扱えるのは昭和の強みです。
ターボ・噴射ポンプのリビルト製造と修理の専門工場として40年以上の実績があります。
長い間に培われ、研ぎ澄まされた職人ワザと研究心。そして最新の設備と技術によって、常に最高のリビルト部品を提供しています。
また、世界メーカーとの独自のネットワークにて「輸入製品のためリビルト品が見つからない」「年式が古く部品が無い」など、一般的には対応が難しい場合でもご相談ください。リビルト品、新品にかかわらず、メーカー正規代理店として工場から当社直送で取り寄せが可能です。
弊社では作業した内容をカルテにまとめ「何がおかしいか」「どこを直したか」をご報告いたします。
ポンプにはメーカー指定の基準がありますが、ターボには基準が設けられておりません。昭和ではすべての部品をテストし、徹底的に作業いたします。
厳しいメーカー指定の基準をクリアし、ターボ・ポンプを扱えるのは弊社の強みです。
昭和では時間と手間はかかりますが一品一品丁寧に作業いたします。
ブラスト洗浄は「手」で作業し、研ぎ澄まされた職人の「目」で目視検査も行っております。
また、ターボやポンプは100%テストを行います。ここまでこだわるのは昭和ならではです。
熟練の職人と設備が揃ってこその高品質。昭和のリビルトは他社に真似のできないサービスをお約束いたします。
もうひとつ昭和には大切にしていることがあります。それは「信用と信頼」カルテ作成を始め、目に見えない所まで作業する。昭和のモットーは「まじめ」です。
ターボチャージャーとは、通常なら無駄に排出されるエンジン排気ガスのエネルギーを再利用した、一種のエアーポンプです。排気ガスは、まずタービンホイールアッセンブリー(ホットサイド)を駆動します。この部分はコンプレッサーホイール(コールドサイド)と互いに連結されています。タービンホイールアッセンブリーおよび連結したコンプレッサーホイールが回転することによって、大量の空気を圧縮状態でエンジンの燃焼室に送り込むことができます。
圧縮された空気は密度も増しているため、より多くの燃料を送り込むことができ、このため同じ大きさのエンジンでも、ターボ付きエンジンは、より大きな馬力を発生させることができるのです。
ガソリンディーゼル機関の出力を増大させる過給システムは、いくつかの機能部品によって構成されています。基本システムは、排気駆動ターボチャージャーおよびインタークーラーから構成されています。このようにターボチャージャーは、エンジンに過給する空気の圧力および密度を高めることにより、エンジンのトルクまたは出力を最大限に引き出します。
ほとんどのターボチャージャーの故障は、以下の基本的な原因によります、ターボチャージャー以外の原因によって故障しその異常が発見されず、復旧もなされなければ、ユニットをいくら交換しても、同じような故障を引き起こします。
※詳細は「トラブルシューティング」の項目をご参照ください。
ターボは毎分約10万~25万で高速回転しています。もしも、バランスが悪かったらどうなるでしょうか?
バランスの取れていないタイヤは振動が出てとても乗り心地が悪いですよね。ターボの場合でもバランスが取れていないと本来の性能が出ないばかりか、最悪の場合は破損トラブルへいたります。
昭和では2種類のバランステスターを使用し、新品以上に精度の高いバランス修正を行います。
タービンシャフトとコンプレッサホイールを組んだ状態でのバランス取りです。
各部品は生産時にメーカーにてバランス取りがしてありますが、OH後の再組立時にはこのローターASSYによるバランス取りが必要となります。昭和では、軽自動車用から大型エンジン用まで対応できるよう、2種類のバランスマシンを完備しております。
最終的に組立後、ターボへ実際にオイルを供給し圧縮エアでタービンを回し、総合的なバランスを確認・修正します。当社のテスターではコンプレッサ側とタービン側の両側のバランス修正することが可能です。
また、オイルを供給するので同時にオイル漏れのチェックをすることが可能です。
ボルシェなどのスポーツカーやダウンサイジングによるターボ車は特に高回転・高負荷の状態で使用されます。
今までのバランス調整でも問題はありませんが、これらの小型ターボについて更にバランス精度をあげるために最新のVSRバランステスターを新たに導入いたしました。
実際の最高回転数である25万回転にも対応いたします。
別に必要無いと思われる高速バランスですが、新品を高速バランスの修正して搭載したところ、更に立ち上がりが良くなりました。
まだ、すべてのタイプに対応できませんが、需要の多いものから順次対応していきます。
ボルシェ、MINI、AUDI、ランエボ辺りには対応しております。
クリーンディーゼルとはコモンレールに代表される最新の電子制御を利用した燃料システムを搭載したエンジンの事です。
燃焼時の燃料噴射を高圧にすること、最適なタイミングで最適な量を噴射することにより、NOxや黒煙を抑えます。
CO2の排出量に関してはガソリンエンジンよりディーゼルエンジンの方が少ないことから、地球温暖化防止の活動が盛んな欧州では積極的に導入されております。
コモンレールシステムは高圧ポンプ、蓄圧レール、インジェクターの3つの部品で構成されるのが一般的です。
① 高圧ポンプ
その名の通り、燃料を高圧にしてレールに送り込むポンプです。
2000バールにもなる高圧を作る構造はかなり精密で、電磁バルブにて圧力制御をしております。 高圧ポンプが故障すると適正な圧力が作れず、エンジンの始動不良などが発生します。
修理については可能なものもありますので、お問合せ下さい。
② 蓄圧レール
高圧の燃料を溜めておくタンクのような役目で、ここにも圧力制御をする電磁バルブがあります。
修理については不可能なため、新品交換することが一般的です。
高圧燃料が溜まる場所なので、安易な修理はとても危険です。
③ インジェクター
シリンダー内へ燃料を噴射する最も複雑な仕事をしているコモンレールの最重要部品です。
100万分の1秒単位で2000バールにも達する高圧をコントロールしているため、その内部は複雑かつ超精密であり、従来の技術では修理は不可能です。
昭和ではメーカーのサポート儲けつつ独自技術でサービスを提供しております。
完全に修理ができない物はクリーニングという方法もあります。
まず、インジェクター単体でテストをすることが困難なため、弊社では専用のテスターも完備しております。
通常は新品交換するしかない部品ですが、できる限りの方法でベストなご提案を致します。
どんなメーカーでもお問合せ下さい、きっとお役に立ちます。
公開日:
最終更新日:2017/09/15